導入事例

社内業務を効率化するネットジャパンのバックアップソフト

●ITを活用して効率的なビジネスを展開。わずか数年で業界2位に急成長

株式会社イードリーマー CEO 山下亮さん

業務に関わるデータのバックアップに頭を悩ませている人は多いだろう。安全性を確保するためにバックアップは必須だが、手間がかかるのも困る。もちろん、業務のアップグレードに柔軟に対応できるバックアップシステムを構築したいということもあるだろう。本稿では、ITを活用した業務の効率化で急成長を遂げている株式会社イードリーマーの事例を紹介しよう。

 

 株式会社イードリーマーはリサイクル・リユース関連の事業を手がける新興企業だ。現在は、リサイクルカーの業者向けオークションサイト「エコカネットオークション」の運営を軸に、リサイクルカーの引き取りから販売までを一括して取り扱う事業を主力に、OA機器のリサイクル事業も手がけている。

 

 リサイクルカーのオークションというと中古車の業者オークションを思い浮かべる方が多そうだが、「当社が扱っているリサイクルカーは普通の中古車ではない」と同社のCEOを務める山下 亮さんが次のように説明してくれた。「寿命まで乗って破棄する車や事故に遭って解体業者に処分してもらう自動車がありますよね。我々が扱っているのは、そういう使えなくなった自動車です」

 

IT化が遅れていたリサイクルカーの取引にIT技術を活用、同社はわずか数年でリサイクルカーの取り扱い台数業界第2位にまで急成長を遂げている。

 

 同社は現在、月間数千台に及ぶリサイクルカーの取引を手がけているが、スタッフは総勢20名足らず。IT技術をフル活用した高効率の業務運営が武器である。それだけに同社のITリテラシも非常に高く、個人情報が付随する取引に関するデータは社内には置かず、クラウド上で管理して漏洩を防いでいるという。

 

 一方、スタッフが日常業務で利用するデータは社内に置いたRAIDをサポートするNAS上で管理している。その日常業務のための社内のデータの安全性をどう確保するかが課題だったと語るのが、同社でシステム部門のシニアマネージャを務める榎本宏史さんだ。

 

 「以前は手動でデータをコピーして複製を作る方法でバックアップを試みていたこともあります」と語る榎本さん。しかし、作業が煩雑で手間と時間がかかるために、いつのまにか止めてしまったという。

 

 そのような経緯もありバックアップツールの導入が必要と考えていた榎本さんだが、導入にあたってはいくつかの条件があった。

 

 まず、手間がかからないこと。「効率を考えると意識せずにバックアップできれば最高ですね」(榎本さん)。また、スタッフが利用することを考えると操作が容易であることが望ましいという。

 

 さらに、拠点間でバックアップの持ち合いをしたいと榎本さんは考えていた。東日本大震災では被災地入りし、リサイクルカーの回収・処分を通じ災害復旧の支援を行った経験から、災害に対する意識が高まったためだと榎本さんは語る。

拠点間バックアップは重複排除などのデータ削減が必須

同社は現在、東京本社に加え大阪に事業所があり、双方にNASを置いている。「バックアップを同じ事務所に置いても意味がありません。東京のバックアップを大阪のNASに、大阪のバックアップは東京のNASに置くことができれば安全性が高まるでしょ。大阪と東京が同時に倒れることは考えにくいですから」(榎本さん)。

 

バックアップを大阪と東京で持ち合っていれば仮に地震などの天災が起きても業務の継続ができるというわけだ。だが、東京と大阪の間はVPNを利用して接続しているといい、回線の帯域はローカルには遠く及ばない。拠点間でバックアップを持ち合うためには、可能な限りバックアップのデータ量を削減できるバックアップツールが必要になる。

 

 もうひとつ検討していたのは、クラウドの活用だ。同社は重要な取引データの管理やWebサービスを確実に行うために、複数のクラウドサービスと契約、1つのクラウドサービスが不具合や災害等で停止しても他のクラウドサービスを起動し、ほぼ即座に顧客サービスを継続できるシステムを構築している。

 

 すでに活用しているクラウド上にもバックアップを保存できれば、データの安全性が大きく向上するはずだ、と榎本さんは考えていたという。

 

 これら簡易な操作・保存容量の縮小化・バックアップスピード・多彩な保存先に対応というニーズに応えるバックアップツールはなかなか見つからず、社内データのバックアップは同社の懸案として残っていたが、これらの条件を満たしたバックアップソフトがActiveImage Protector 3.5だったのである。